江坂が好き!な経営者のための、第58回座談会を開催します。

テーマは
『起業なんてしなきゃよかった!?
そんなことない！体験こそ、かけがえのない財産！』

問題提起者は
NS人材教育コーチング　代表　松田　浩一さん です。

NS人材教育コーチングは「体験からしか真の学びは得られない」を座右の銘とし、インプロ（即興演劇）を取り入れた独自の「体験型」人材育成研修を行っています。
代表の松田さんは、IT化・核家族化・少子化などの影響か、現代では様々な「体験」の機会が少なくなっており、その中でも特に「コミュニケーション」の体験が減っているため、対人関係における「自信」のない人が多くなっていると感じています。
そんな現代社会の中で、人生をより良く生きるための方法とは？そのために必要なこととは？
松田さんが起業した経緯や、自らの戒めも含め、大切にしている対人関係における概念を紹介いたします。

報告

松田さんは「私は成功している人間ではないです。皆さんと同じような立場で、これまでのプロセスについてお話しさせていただきます。」と述べてから、お話を始められました。

松田さんは即興演劇（インプロ）を用いて、企業研修や人材育成コンサルティングを行っておられます。現在独立して3年。顧客は大手企業の営業マンや中小企業の経営者、学習塾の講師や就活中の大学生など様々です。

松田さんは先日、商談の際にした失敗から、目の前のものに「執着」している自分に気が付いたそうです。「いつ安定した生活が終わるかわからない」という経営者ならではの「怖れ」から、それを払拭するために目の前の商談に「執着」してしまった結果、先方に距離を置かれてしまったそうです。
そして「怖れ」は感情の一種であるため、解消することは難しいが、「理念」や「想い」、「自分がどういうことをしたいのか」を明確にすることで、軽減できると話されました。

最後に「ビジネスで成功することも大切だが、それも人生の一部分。人生の中で執着や恐れに気付くことができたのも起業したから。これが成功かどうかはわからないが、この経験はかけがえのない財産になる」と締めくくられました。

松田さんのお話の後は、IKKEデザインの勝村志津さんに乾杯の音頭を取っていただき、会食をしながらの意見交換が始まりました。
松田さんが自身の失敗も含めて話してくださったこともあり、他の参加者の皆さんも本音を話しやすい雰囲気となったようで「まだ誰にも話したことのない悩み」や「誰にも言えなかった経営者ならではの不安」について意見を交わしておられました。
経営者同士、本音で語り合い、悩みを共有できたまさに「座談会らしい座談会」となりました。

（以下、アンケートより抜粋）

Q．参加して良かったことや学んだこと、気づいたことを教えてください

• 何をしなければならないか、何が課題なのかをしっかり意識しておかなければならないと思いました。
• 視点が広がる考え方を学べました。
• 経営者ならではの悩みやしんどさ、楽しさを伺うことができて良かったです。
• 起業してからの悩みなど、お聴きすることができて良かったです。