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第20回座談会
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日時: 2011.08.24(水)18:30~20:30
「名刺で人脈を広げる! ~名刺の表と裏~」
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江坂が好き!な経営者のための、第20回座談会を開催します。
テーマは
「名刺で人脈を広げる!
~名刺の表と裏~」問題提起者は
(有)総合システム研究所 代表取締役
江坂-起業家支援ネットワーク 理事長
高木 学 です。「名刺なんてただの紙」「形式どおりに作って形式どおりに渡せば問題ない」と思っていませんか?
実は名刺はただの道具ではないんです。
名刺は言い換えれば、「捨てられないチラシ」なんです!
名刺をうまく活用するにはどうすればよいのか。人を動かせる名刺とはどんなものなのか。
選りすぐりの名刺もお見せしながら問題提起します。
報告
高木の挨拶の後、レジュメに沿って引き続き高木の話が始まりました。
「1.名刺は何のために?」では、
大企業や名の知れた会社の場合は、会社名と名前だけで何をしている人かわかるけれど、中小企業の場合は会社名と名前だけでは何をやっている人かがわからないことが多いので、何をしているのか書く必要がある。
電話とFAXの番号が並んでいると、名刺を見て電話してくれているのにFAXと間違えてかけさせてしまうので、電話をしてもらいたいのであれば、電話番号を太字にするなど、見やすくする必要がある。
という2つの話があり、相手に何をしてほしいのか、目的を明確にすることが大切だと話されました。
「2.名刺に必要な要素」では、
名刺にもストーリーが必要で、ミッション(=誰に何をするのか)という現在から始まり、未来(経営理念や夢など)→過去(実績)→今(相手にしてほしいこと)という流れで書くと、魅力的な名刺になる。
これは自己PRの基本と同じで、名刺は1分間で自己紹介するつもりで作ると良いと話されました。
「3.名刺に仕事をさせる!」では、
まず、何枚配って問い合わせが何件あったのかなど、確率を考えることが大切。
それを参考にして定期的にデザインを変えるなど、少しずつ改良していくことができる。
また、名刺を作っていく上で目標を明確にすることができると話されました。
そして、渡した後も覚えていてもらえるのは、インパクトがある名刺であり、顔写真や似顔絵、一目でわかるキャッチフレーズなどがあると効果的だと話されました。
名刺の最後は、相手に何をしてほしいのか(電話をしてほしいなら電話番号を大きく入れる、ホームページを見てほしいなら「~で検索!」と入れるなど)を示し、相手を動かす出口を作ることが重要だと話されました。
また名刺を渡すだけでなく、もらった名刺(=見込み客)を活用し、年賀状や名刺などを送るとさらに良い関係を続けることができるとおっしゃっていました。
最後に、名刺は捨てられない販促ツールで、中身をちゃんと作った名刺をうまく活用すれば、仕事がくると締めくくられました。
高木の話が終わった後、みちひらき法務事務所の山崎さんに乾杯の音頭をとっていただき、会食しながらの自己紹介と意見交換がはじまりました。
選りすぐりの名刺の中から一人ずつ一番気に入った名刺を選んで発表する場面もあり、和やかな雰囲気の中での意見交換でした。
(以下、アンケートより抜粋)
Q.今日の座談会に参加して学んだことや、気づいたことを教えてください
- 名刺に表示する経営理念の重要性
- 名刺の重要せい。
たかが名刺だけども考える事で色々とできる。
相手にわかる様に作成する、写真を入れる⇒仕事をたのみたくなる様に!
インパクトをつくる。 - もらった名刺を、年賀状や暑中見舞いを送る対象にして営業につなげていることを知りました。
名刺ひとつにしてもいろんなことを考えて作っている方がいるんだなと思いました。 - 様々な考え方に気づいた
- 名刺に過去、現在、未来を盛り込む。
名刺に仕事をさせるための工夫 - 書く内容、量を考えるのは難しく、さらに誰に渡すかと考えたときにあまりかわりどころを作るのも…
しかしインパクトがないと人にみてもらえないのもまた然り。
内容とインパクトのバランスが重要だと思った。 - 名刺に仕事をさせると言う事の意識付けが出来た。
- 自分の名刺には、過去と現在しか表現されていないことに気付きました。
次の名刺には、是非「未来」を表現したいと思います。
現在、過去、未来がそろってはじめて、人は反応するんだろうなと思いました。 - 確かに名刺ってすてられないもので、有効なツールであると思いました。
- 今、ある物を基本的なところから見直すことも大切。
単純な視覚効果も効果的 - 名刺に仕事をさせる
過去、現在、未来について書く等
今までにない発想を知ることができた
定刻となり閉会。
閉会後も、引き続き江坂-起業家支援センターの一角で語り合いました。